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ワリエワのドーピング疑惑を時系列で解説!絶対女王が薬を服用した理由は二つ?

 

8日に開催予定だったフィギュアスケート団体のメダル授与式が中止された件について、

原因が、ロシアの代表選手であるカミラ・ワリエワ選手(15)に

ドーピング陽性判定が出たからだったことが明らかになりました。

 

女子では史上初となるオリンピックでの4回転ジャンプを決めるなど、

絶対的女王であるカミラ・ワリエワ選手に何故、ドーピング疑惑が浮上しているのか。

 

今回は、ドーピング疑惑の時系列順で整理し、

なぜドーピング陽性が検出されたのかについて探っていきたいと思います!

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ワリエワのドーピング疑惑とは?

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ワリエワのドーピング疑惑を時系列で解説!

今回の一連のドーピング疑惑の時系列は次のとおりです!

・2021年12月:ドーピング検査を実施

・2022年2月7日:フィギュア団体で金メダルが決定

・2022年2月8日:12月に検査した陽性が判明!

・ロシア反ドーピング機関は一時的に資格停止処分を発表。

・2022年2月11日:ROCが声明を発表

・IOCがスポーツ仲裁裁判所に提訴

・2月14日にスポーツ仲裁裁判所の決定発表

上記の出来事についてポイントとなる箇所に絞り詳しく見ていきましょう!

2021年12月ドーピング検査を実施

このドーピング検査は、抜き打ちで行われました。

元フィギュアスケーターの村上佳奈子さんも

「オリンピック前になると抜き打ちのドーピング検査が増える」と述べていました。

そのため、この検査も

オリンピックに向けたドーピング検査であった可能性が高いですね。

2022年2月8日陽性が判明、時間がかかった理由は?

2021年12月に行ったドーピング検査の結果が、

2月8日に判明しました。

そこで、違法薬物に指定されている「トラメタジジン」という心臓の薬です。

※薬については、後ほど詳しく解説します。

 

皆さんの疑問に感じるポイントが、

「なぜ、2ヶ月前にの検査結果が何故、オリンピック団体の演技後に発覚したのか?」

という点ですよね。

 

これに関しては、ロシア反ドーピング機関が、

「新型コロナウィルスの感染拡大で検査機関のスタッフが自主隔離になったため」と話しています。

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2022年2月11日:ROCが声明で競技参加の権利を主張

ワリエワの陽性反応を受けて、

ROC(ロシア・オリンピック委員会)は、

「スポーツ仲裁裁判所が資格停止の決定をしない限り、競技に参加する権利がある」と声明を発表しました。

 

この発表は、ロシア反ドーピング機関は一時的に資格停止処分に対抗する形になります。

因みに、ロシア反ドーピング機関は、ROCの声明や選手側からの異議申し立てを受けて

一時的資格停止処分を解除しました。

ワリエワのドーピング疑惑!どんな処分を受けるの?

ワリエワ選手が今回のドーピング疑惑によって受ける処分内容は、

・団体メダルの剥奪

・2年以上の資格停止処分

・オリンピック失格

の可能性が高いです。

 

理由としては、

2018年の平昌オリンピックにて同様の薬物で処分を受けた選手がこのような処分を受けたから。

詳しいその内容がこちら

18年 平昌ピョンチャン五輪では、

OAR(ロシアからの五輪選手)のボブスレーの女子選手とカーリング混合銅メダルの男子選手が、

それぞれトリメタジジン、メルドニウムに陽性となり、失格、メダル 剥奪の処分を受けた。

2年以上の資格停止処分を科される事例が多い。-引用元:読売新聞

しかし、

ワリエワは上記の選手よりも軽い処分になる可能性が高いとの見方も....

 

というもの、世界反ドーピング機関(WADA)によると、

16歳未満などの「要保護者」について、選手自身に落ち度がない場合、

最短でけん責、最長で2年の資格停止処分にすると定めてるからです。

 

ワリエワは、現在15歳。

規定の16歳未満という条件に合致します。

ロシアとしても、期待の新星であるワリエワを何としても守りたいはずです。

そのため、ワリエワの処分を出来る限り軽くしようとするでしょう。

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 ワリエワのドーピング疑惑を時系列で解説!絶対女王がなぜ薬を服用した?

 

トリメタジジンってどんな薬?

「トリメタジジン」は、心臓への血流を増やすための薬で、

2014年に世界アンチ・ドーピング機関(WADA)が、禁止薬物に指定しました。

 

因みにこの薬ですが、

2016年にテニスのマリア・シャラポワ(ロシア)が陽性となったメルドニウムと同じ「代謝調節薬」で

血流を良くし心機能の向上を狙って用いられる可能性があるようです。

薬の服用理由①:肉体疲労の回復を早めるため

ワリエワ選手から検出されたトリメタジジンを意図的に使用するならば以下の理由があると言われています。

アスリートが使用すると、どんな効果があるのか。(高島平中央総合病院スポーツメディカルセンター長の)元島氏は「ドーピングというと、筋肉増強のイメージがありますが、今回のケースはリカバリーを促進するものだと思います」と話す。完璧な演技をするためには、いかにハードトレーニングを持続するかが大事。たとえばハードトレーニングを3日に1回から2日に1回できるようになれば、当然、アスリートとしてはプラスになる。そのために、肉体疲労からの回復を促す効果を得たのかもしれない。-引用元:日刊スポーツ

ジュニアの演技時間とシニアの演技時間は異なり、

シニアデビューをしたばかりの選手がまだ初めに1番苦しむのが、体力が持たないという問題です。

 

あの羽生結弦選手もシニアデビューの年は、

演技終了すると息切れしリンクに崩れ落ちる姿がよく目撃されていました。

 

ワリエワ選手も絶対女王と言えど、

シニアデビュー1年目の15歳です

体力面で回復が遅く、薬物による肉体疲労の回復を測った可能性もありますね。

薬の服用理由②:意図しない混入の可能性

ワリエワのドーピング疑惑は、「混入の可能性もあるのでは?」と言われています。

(アンチ・ドーピング部会の)大江部会長は「15歳のスケート選手が治療薬として使うことは常識的に考えにくい」と指摘。

一方で、「工場での薬剤の生産過程で、他の薬剤に微量の違反物質が混入していて、

それを用いて違反に問われた事例がある。混入の可能性もゼロではない」とも話している。-引用元:読売新聞

もし、ワリエワ選手が意図しない混入であった場合、到底受け入れられるものではありませんよね。

意図しない混入だと言う判定になっても

15歳のワリエワ選手への疑惑の目が無くなるわけではありませんし、

 

初めてのオリンピック出場で緊張しているはずのワリエワ選手にとって

非常に神経を擦り減らす結果となっていまします。

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 ワリエワのドーピング疑惑を時系列で解説!絶対女王がなぜ薬を服用した?まとめ

今回は、フィギュアスケートのROC(ロシア)代表の

カミラ・ワリエワ選手のドーピング疑惑についてまとめました。

 

ロシアだけでなく、全世界が注目するフィギュア女子会期待の新星の

ドーピング疑惑に世界中が揺れています。

 

絶対女王に何故、禁止薬物である「トラメタジジン」が検出されたのか。

その原因として2点を挙げました。

 

まだ、ドーピング疑惑について結論が出ていないため、

最新情報がで次第、追記していこうと思います!!

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  • この記事を書いた人
ゆな

ゆな

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